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全体理解と精読

そもそも速読といっても目的に応じて全体理解と精読を分けて考えなければなりません。全体理解とは、全体を概要的に理解する読み方のことであり、その文章の粗筋やテーマをとらえれば目的を達するというもので、おおよそ70%程度の理解度で読み進めます。精読とは文章を正確に理解しながら詳細が記憶に残るように読んでいく方法で、情報を分析して脳にインプットしていくような感じです。

景色にたとえれば、全体理解では森や林の木々を捉えて全体のイメージを掴むような理解度ですが、精読では木の枝や葉っぱなど細かな部分まで観察する理解度となります。学術的な専門書や試験問題などを読んで勉強することが目的の場合は精読の読み方が中心となるわけです。ただし、歴史の流れを掴んだり、文学書の流れを掴む場合は、はじめに全体理解の方で速読することの方が効率的なことが場合もあります。

又、速読には向かない文章ももちろんあります。例えば数学の公式などの場合です。公式は専門的なギリシャ文字や記号も出てきますし、公式の意味を理解できなければ意味をなしません。ちなみに丸暗記とも速読法は異なるものです。暗記力を問われるものならば、数学の公式でも理解度に関係なく覚えればいいので意味がありますが、速読法では、書かれている文章の意味をどれだけ理解できたかが問われるのです。

 

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